電力分け合いMASモデルを用いた市場価格高騰の検証

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タイトル別名
  • Verification of Rise of Market Price using Multi-Agent Simulation Model for Electric Power Sharing among Households

抄録

<p>世帯間の入札による電力分け合いが将来サービスとして検討されている.電力分け合いサービスの実現性検証のためのMASモデルを設計している.電力分け合いサービスに関する世帯の考え方として,利益重視や再エネ電力の利用を望むエコ志向などを取り入れ,入札戦略としてモデル化している点が同MASモデルの特徴の1つである. 本論文では,同MASモデルを用いた市場価格高騰の検証結果について報告する.JEPX(日本卸電力取引所)での市場価格高騰を参考に,電力分け合いMASにて市場価格高騰を再現させた.また,市場価格の高騰幅やその後の沈静の推移について,電力分け合いサービスの参加世帯の入札戦略の比率による違いを確認した.特に利益追求戦略の比率が高い場合,市場価格が高騰した後の沈静が進みにくい点を把握した.</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390848250119600256
  • NII論文ID
    130007857155
  • DOI
    10.11517/pjsai.jsai2020.0_3i1gs1304
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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