教材化に向けたジュールシーフ回路におけるパルス電流源的動作の有用性の検討

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タイトル別名
  • Investigation of the Value of Pulse Current Source Behavior in Joule-thief Circuits as Teaching Material

抄録

<p>LEDは製造段階で個体ごとのV F I F特性にばらつきが生じる。これは,輝度のばらつきや定格を超えた不適切な利用に直結するため,LEDを駆動する際には電圧ではなく電流による制御が必須である。本稿では,発振型昇圧回路の一種であるジュールシーフ回路をパルス電流源のように利用できることを提案する。コイルの充放電特性とトランジスタの各種特性に着目した動作分析からジュールシーフ回路におけるパルス電流源的動作を明らかにし,LEDを利用した動作確認と評価を行った。その結果,高輝度赤色LEDを1~6個に変化したときのピーク電流値の変化が23.6mA±2%という高い安定性であった。これにより,ジュールシーフ回路によるLED駆動回路設計の簡易化を実現し,その有用性を示した。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390848250123969536
  • NII論文ID
    130007866171
  • DOI
    10.32309/jjste.61.2_147
  • ISSN
    24346101
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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