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- 朴 英美
- お茶の水女子大学大学院
書誌事項
- タイトル別名
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- <i>Waka</i> Poems Written in Pale India Ink: Calligraphic Expression in <i>Genji-monogatari</i>
- 薄く書く和歌 : 『源氏物語』における「ことば」としての筆跡
- ウスク カク ワカ : 『 ゲンジ モノガタリ 』 ニ オケル 「 コトバ 」 ト シテ ノ ヒッセキ
- ―― 『源氏物語』における「ことば」としての筆跡 ――
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抄録
<p>本研究が明らかにしたのは、『源氏物語』に見られる「ほのか」な筆跡の「ことば」としての働きである。「ほのか」な墨色を用いる女君のなかで、玉鬘を中心に考察を行なった結果、「ほのか」な筆跡は書の未熟さを隠すためだけでなく、歌意の強弱を調整するために用いられていることが明らかになった。和歌を薄く書くことは、女君自身の表現手段であると同時に、作者が作中人物の心情を描く文学的手法のひとつと言える。</p>
収録刊行物
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- 日本文学
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日本文学 64 (6), 1-10, 2015-06-10
日本文学協会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390848250126028672
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- NII論文ID
- 130007869240
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- NII書誌ID
- AN00197092
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- ISSN
- 24241202
- 03869903
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- NDL書誌ID
- 026428731
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可