グループワークにより切除不能膵がん患者個々が抱える問題と苦悩を互いに解決してゆく試み

  • 古川 正幸
    国立病院機構九州がんセンター消化器・肝胆膵内科
  • 白石 恵子
    国立病院機構九州がんセンターサイコオンコロジー科
  • 石橋 優里
    国立病院機構九州がんセンターサイコオンコロジー科
  • 野口 久美子
    国立病院機構九州がんセンター看護部
  • 近松 あや
    国立病院機構九州がんセンター看護部
  • 豊留 真理子
    国立病院機構九州がんセンター薬剤部
  • 松川 麻梨子
    国立病院機構九州がんセンター消化器・肝胆膵内科栄養管理室
  • 安藤 より子
    国立病院機構九州がんセンター消化器・肝胆膵内科栄養管理室

書誌事項

タイトル別名
  • Patients with unresectable pancreatic cancer can solve each other's problems and difficulties though a support group system

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抄録

<p>2014年から当院で取り組んでいる「化学療法を受けている切除不能膵がん患者をメンバーとした」グループワークの実際と,そこで得られた様々な知見を紹介し,予後の厳しい患者個々にとってグループダイナミクスによる相互援助システムが,どのように機能し,意思決定支援にどのようにつながったか,さらにはevidence based medicine(EBM)を実践していく上で必要不可欠なものとは何か,そして切除不能膵がん治療のエンドポイントと考える「患者の幸福度,最大満足度」とはどういう治療かについて,具体的な事例を振り返りながら考察する.</p>

収録刊行物

  • 膵臓

    膵臓 35 (2), 123-129, 2020-04-30

    一般社団法人 日本膵臓学会

参考文献 (6)*注記

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