タワーヤーダにおける集材時の索張力と接地圧

DOI
  • 佐々木 達也
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林業工学研究領域
  • 中澤 昌彦
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林業工学研究領域
  • 上村 巧
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林業工学研究領域
  • 田中 良明
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林業工学研究領域
  • 瀧 誠志郎
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林業工学研究領域
  • 白澤 紘明
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林業工学研究領域
  • 山崎 敏彦
    高知県立森林技術センター
  • 山崎 真
    高知県立森林技術センター
  • 千原 敬也
    島根県中山間地域研究センター
  • 塚原 美都
    信州大学農学部
  • 生駒 直
    信州大学農学部

書誌事項

タイトル別名
  • Measurement of cable tension and ground pressure of tower yarder in logging

抄録

<p>タワーヤーダ作業中の地面にかかる力は計算によって予想することができるが、各リガーやタイヤの個別の接地圧は求めることはできず、想定より大きな荷重がかかっている可能性がある。台座や鉄板に必要な面積を得るため、タワーヤーダの主索張力およびタワーヤーダの各リガー(5か所)、タイヤ(4か所)の接地荷重を測定した。荷掛量が0.47~1.81m3のとき主索張力は33.2~84.3kNであった。タイヤおよびリガーの接地荷重は荷掛量および主索張力の増加にともなって増え、車両重量を含めた接地荷重はタイヤで最大17.3kN、リガーで最大32.7kNであった。接地荷重の変化はタイヤでは小さく、リガーでは大きい傾向が見られた。仮に油圧ショベル並みの平均接地圧として40kPa以下の接地圧にするためには、リガー台座の接地面を円としたときに直径95.2cm以上、宗岡ら(1)による最低限の路体強度の想定(150~160kPa)から160kPa以下としたときには直径47.6cm以上が必要と計算された。</p><p>(1) 宗岡寛子ら(2019)林業機械の接地圧を考慮した作業道路体強度の目標値の検討.森林利用学会誌34(2):99-108.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390848250131924608
  • NII論文ID
    130007880903
  • DOI
    10.11519/jfsc.131.0_608
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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