帰還困難区域内及び周辺のスギ林における放射性セシウムの分布の連年調査
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- 篠宮 佳樹
- 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所
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- 三浦 覚
- 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所
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- 金子 真司
- 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所関西支所
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- 大橋 伸太
- 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所
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- 倉本 惠生
- 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所
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- 荒木 眞岳
- 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所
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- 安部 久
- 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所
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- 齊藤 哲
- 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所関西支所
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- 藤原 健
- 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所森林バイオ研究センター
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- 池田 重人
- 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所
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- 今村 直広
- 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所
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- 坂下 渉
- 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所
書誌事項
- タイトル別名
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- Continuous survey of radiocesium distribution on Japanese cedar stands in and around the difficult-to-return zone
説明
<p>福島第一原発事故で放出された放射性セシウムにより、立入りが制限されている森林の取扱いや林業の再開について考えるための基礎資料として、帰還困難区域とその周辺に位置するスギ林を対象に放射性セシウムの分布を調査した。2017、2018、2019年に福島県内の9つのスギ林を対象に、葉、枝、樹皮、辺材、心材、落葉層、土壌を採取し、高さ1mの空間線量率を測定した。ゲルマニウム半導体検出器によるガンマ線スペクトロメトリーによりCs-137濃度を測定した。その結果、森林内におけるCs-137濃度の分布は、落葉層や表層土壌で高く、樹木の各部位で低いこと、同一地点で比べると心材が辺材よりも濃度が高いことは、各調査地点とも3年間同じであった。連年調査の結果、大半の地点で葉のCs-137濃度は低下傾向を示した他、表層土壌のCs-137濃度に一定の傾向が見られなかった。以上の通り、既往のスギ林の調査結果と共通する特徴が帰還困難区域やその周辺のスギ林においても同様に幅広く認められた。</p>
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 532-, 2020-05-25
日本森林学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390848250131966720
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- NII論文ID
- 130007880960
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可