常緑広葉樹林を流れる小河川における落葉の分解過程
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- 佐藤 駿
- 石川県立大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Leaf decomposition in a small river flowing through broad-leaved evergreen forest in Japan
抄録
<p> 渓畔林から河川内に供給される落葉は,河川上流域に生息する水生生物の餌資源として重要である.落葉は物理化学的作用や生物的な作用を受けて分解されていくが,水生昆虫による摂食が大きく影響していることが知られている.これまで河川内における落葉の分解に関する研究の多くが冷温帯を対象にしており,暖温帯での研究事例は少ない。そこで本研究は,暖温帯の常緑樹の落葉量が多くなる6月において山地渓流を流れる小河川内での落葉分解過程を明らかにするため,シロダモ,ヤブツバキの枯葉と,オニグルミ,ニセアカシアの生葉を用いて,リターバッグ法によって調査した.また、葉リターを摂食利用する水生動物の生物相を把握するため、回収したリターバッグ内の大型無脊椎動物の個体数を測定した.リターバッグ実験の結果,落葉広葉樹リターは常緑広葉樹リターよりも分解速度が速いことが判明した.また,リターバッグ内の大型無脊椎動物は,実験期間を通してヤマトヨコエビが優占種であり,主要な破砕食者であることが明らかになった.これらを踏まえて,ヤマトヨコエビの摂食動態を解明するために,4樹種を用いて室内において摂食実験を行った.</p>
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 621-, 2020-05-25
日本森林学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390848250131997056
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- NII論文ID
- 130007881006
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可