森林での体験活動が大学生の主体的な学びを育む

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タイトル別名
  • Forest experience activities foster independent learning for university students

抄録

<p> 2017年3月に告示された新学習指導要領では、「主体的・対話的で深い学び」という表現でアクティブラーニングを推進することを明示しており、大学教育においても主体的な学びを育むための取組が多く行われるようになった。しかし大学では講義形式の授業が大部分で、グループワークやディスカッション等のアクティブラーニング形式の授業であっても、学生の本当の主体性を引き出すことは容易ではない。</p><p> 演者は大学の授業として演習林での森林体験活動を長年実施しているが、近年は「主体性を育む」ことを目的としたプログラムデザインを行っている。本授業(共通教育科目「森・ひと・体験」)は、演習林内でのキャンプ生活と様々な自然体験活動を行うもので、教員とともにプログラムの企画と進行を担う上級生のスタッフチームがいること、受講者が活動内容を作ることができるフリーキャンプの要素があること、ふりかえりを含めたコミュニケーションの時間を重視していることが主な特徴である。</p><p> 本報告では、このプログラムが大学生の主体的な学びをどのように育んだのかということを、受講生へのアンケート調査結果から考える。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390848250132003072
  • NII論文ID
    130007881015
  • DOI
    10.11519/jfsc.131.0_69
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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