単一事例実験法による森林環境教育プログラムの効果検証
書誌事項
- タイトル別名
-
- Verification of effect of forest environmental education program by single-case experimental design
抄録
<p> これまで自然体験活動のプログラム開発に関して、参加者に及ぼす教育的効果が検証されてきた。実験の方法として、測定時期は、活動の体験前、体験直後、体験から1〜2ヶ月後が一般的で、対象者全体の尺度得点の平均値をもとに統計解析を用いて得点の向上効果を検討してきた。しかし、現場の指導者は、参加者一人ひとりの行動をケアし、個人の成長を大切にする指導を行っているという実態がみられるため、研究手法と現場の実態に本質的なズレがあるのではないかと考えた。これまでの研究方法では、集団の尺度得点を分析するため、全体的に向上効果がみられたとしても、ある個人にとっては逆効果だったということが検証されないままであった。また、プログラムの期間の長さや内容に関わらず、Pre-Postモデルの検討のみとなると、プログラム中の変容プロセスについて検証することが難しいと考えられる。そこで、本研究では、量的データであっても参加者一人ひとりのプログラムにおける変容を検証していくことが可能と考えられる単一事例実験法を用いて、森林環境教育プログラムの教育的効果の検証方法について新たな知見を見いだすことを試みた。</p>
収録刊行物
-
- 日本森林学会大会発表データベース
-
日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 81-, 2020-05-25
日本森林学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390848250132143616
-
- NII論文ID
- 130007881213
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可