カラマツヤツバキクイムシ被害広域把握のための衛星画像処理の検討

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タイトル別名
  • Estimation of larch plantation damage by bark beetle using satellite images

抄録

<p>カラマツの枯損被害が道東地方の広域で2015~2016年に発生した。被害が報告された小班は合計で451に達し、被害把握に多大な時間と労力を要した。そこで、被害を早期把握する方法を検討するために衛星画像から各小班のNDVI平均値を算出して被害率の推定を試みたが、小班のNDVIの平均値と被害率の相関が低く推定精度は低かった。原因としてカラマツ植栽後に小班内部に形成されたと推測される草地や広葉樹林の影響が考えられたので、教師無し分類によって草地ピクセルを除去することでNDVI平均値と被害率の相関が上昇した。また、地形などの他のノイズも避けるために、被害発生前後の2時期の衛星画像を相対的手法で大気補正してからNDVIの差分の平均値を求めたところ、被害率との相関はNDVI平均値よりやや高い値となった。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390848250132189184
  • NII論文ID
    130007881284
  • DOI
    10.11519/jfsc.131.0_856
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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