書誌事項
- タイトル別名
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- Trademark Linguistics as an Intersection of Law and Linguistics: With Special Reference to Escalator
- ホウガク ト ゲンゴガク ノ セッテン ト シテ ノ ショウヒョウ ゲンゴガク : 「 エスカレータ 」 ノ フツウ メイショウカ オ レイ ニ
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説明
<br> 本稿は、法領域において問題となる「商標の普通名称化(trademark genericization)」という意味変化現象について、言語学の立場から理論的考察を試みる。普通名称化とは、例えば、エスカレータや正露丸のように、もとは商標であったことばが、その商品カテゴリを指す一般名称となり、商標として機能しなくなる現象をいう。本稿では、一般的な言語現象でもある商標の普通名称化を、米国において普通名称化したと法的に判断されたエスカレータの事案を題材に、構文文法(Construction grammar)や使用依拠モデル(Usage-based model)という言語知識に関する理論モデルを用いて分析する。法学と言語学の接点を探る中で、法実務に限らず、言語学にも新たな知見をもたらす「商標言語学(Trademark Linguistics)」とも呼べる研究枠組みの可能性を探る。
収録刊行物
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- 北里大学一般教育紀要
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北里大学一般教育紀要 25 (0), 1-20, 2020-03-30
学校法人 北里研究所 北里大学一般教育部
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390848250133031424
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- NII論文ID
- 130007882678
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- NII書誌ID
- AA11331967
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- ISSN
- 24240125
- 13450166
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- NDL書誌ID
- 030571107
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可