介護福祉士国家試験カリキュラム変更に伴う使用語彙の変化に関する調査

書誌事項

タイトル別名
  • An investigation concerning vocabulary changes in the State Examination for Certified Care Workers following a curriculum revision
  • カイゴ フクシシ コッカ シケン カリキュラム ヘンコウ ニ トモナウ シヨウゴイ ノ ヘンカ ニ カンスル チョウサ

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抄録

EPA(経済連携協定)に基づく介護福祉士候補者が受験することを求められている介護福祉士国家試験(以下、国家試験)は、2011年度に実施された第24回試験から新しいカリキュラム(以下、新カリ)準拠のものに移行した。先行研究や既存の介護分野の語彙教材は、以前のカリキュラム(以下、旧カリ)準拠の国家試験のデータに基づくもので、新カリ準拠のものにおいても有効かどうかは不明である。そこで、本研究では、新カリ準拠の国家試験受験に向けた語彙学習の効率化のための基礎データを提供することを目的として、旧カリ準拠の試験(第21-23回)と新カリ準拠の試験(第24-26回)で用いられた語(名詞)の使用状況を調査した。その結果、(1)新旧カリの両者で語の用いられ方はかなり共通している一方、新カリ特有の語もあること、(2)国家試験受験に向けた語彙学習については、新カリ準拠の試験で出現頻度が高い語996語を優先的に学ぶことによって、延べ語の8割をカバーする程度までは効率化が図れることが明らかになった。

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