新潟地震を用いた新潟都市部における不確実性を考慮した津波危険度の評価

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タイトル別名
  • EVALUATION OF TSUNAMI RISK IN NIIGATA URBAN AREA WITH CONSIDERING UNCERTAINTY USING A CASE OF NIIGATA EARTHQUAKE
  • ニイガタ ジシン オ モチイタ ニイガタ トシブ ニ オケル フカクジツセイ オ コウリョ シタ ツナミ キケンド ノ ヒョウカ

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説明

<p> 本研究では,1964年に発生した新潟地震による津波の数値計算を実施して,断層モデルとすべり量の不確実性を考慮して新潟都市部における危険度を評価した.具体的には,既存の4断層モデルにすべり量を変化させて,新潟地震による津波を想定した新潟都市部における浸水計算を実施して,浸水面積と影響を受ける人口を定量的に評価した.断層モデルの不確実性を考慮すると,新潟都市部における浸水面積とそこに居住する人口は,6.6~15.3km2,約2.7~8.1万人であった.次に,すべり量を加算したケースでは浸水面積と影響を受ける人口が増加した.特に,すべり量を4.5m増加させた場合には,浸水面積は12.3~28.7km2に拡大して,約4.7~12.7万人が浸水域に居住していることが算定された.新潟地震による津波を想定すると,現在の地形においても浸水被害が発生することが確認された.</p>

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