地域住民における脳機能チェック・トレーニングツールの使用が認知機能と行動変容に与える影響

DOI Web Site 参考文献12件 オープンアクセス
  • 黒瀬 聖司
    関西医科大学健康科学教室
  • 山中 裕
    関西医科大学健康科学教室
  • 藤井 彩
    関西医科大学附属病院健康科学センター
  • 堤 博美
    関西医科大学健康科学教室
  • 木村 穣
    関西医科大学健康科学教室 関西医科大学附属病院健康科学センター

書誌事項

タイトル別名
  • Effect of cognitive function and behavior modification using brain function check and training tools in community-dwelling adults

この論文をさがす

説明

<p><tt>要旨</tt> <tt>本研究は,脳機能トレーニングツール(脳活バランサー</tt>CogEvo Personal<tt>:脳トレ)を</tt>1 <tt>ヶ月間自由に使用してもらい,認知機能や予防行動の変化を検証した.地域在住の</tt>59 <tt>例(平均年齢</tt>55.7<tt>±</tt>10.5 <tt>歳)を対象とした.脳トレ前後に</tt>CogEvo Ri <tt>による認知機能を評価し,気分プロフィール,生活の質,疲労感,身体活動量および行動変化のアンケート調査を行った.その結果,時の見当識,近時記憶,計画力,作業記憶が向上し,気分プロフィールの改善や疲労感の軽減も認めた.また,時の見当識と注意力の正解率の変化は各認知課題の脳トレ実施回数と関連し,認知機能全体の平均正解率の変化を規定する因子は,年齢や脳トレ前の平均正解率とは独立して,脳トレの総実施回数が抽出された.</tt>CogEvo <tt>の使用は,認知症予防の必要性を自覚させるだけでなく,新たな行動発生にも寄与することが示唆された.</tt></p>

収録刊行物

参考文献 (12)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ