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- 佐藤 辰郎
- 九州大学大学院工学研究院附属アジア防災研究センター
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- 髙田 亜沙里
- 九州大学大学院生物資源環境科学府
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- 井手 淳一郎
- 公立千歳科学技術大学理工学部
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- Isa M. Alhaqurahman
- Department of Environmental Engineering, Bandung Institute of Technology
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- 御田 成顕
- 森林総合研究所東北支所
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- Tjia Yen Fei
- Asosiasi Hidro Bandung
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- 髙田 浩志
- 九州大学大学院工学府
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- Sudjono Priana
- Department of Environmental Engineering, Bandung Institute of Technology
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- 島谷 幸宏
- 九州大学大学院工学研究院
書誌事項
- タイトル別名
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- Operation and maintenance of micro-hydropower plants in a remote area of Indonesia: electricity demand-supply conditions and plant operational statuses
- インドネシア遠隔農村における小水力発電所導入後の維持管理に関する変遷 : 電力需給状況と運営の実態
- インドネシア エンカク ノウソン ニ オケル ショウスイリョク ハツデンショ ドウニュウ ゴ ノ イジ カンリ ニ カンスル ヘンセン : デンリョク ジュキュウ ジョウキョウ ト ウンエイ ノ ジッタイ
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説明
<p> インドネシアでは小水力発電等の再生可能エネルギーによって遠隔地域における村落の電化が進められてきた.しかし,そのような村落に設置された小水力発電所(MHPP)の導入後の維持管理については追跡調査が行われておらず,MHPPの運営実態については十分にわかっていない.本研究では西ジャワ州の遠隔農村であるCiptagelar(チプタゲラ)集落を対象に,住民主体で管理されているMHPPの運営実態の詳細を明らかにすることを目的として,小水力発電事業の歴史,MHPPの概要,およびその運営状況を調査した.チプタゲラ集落にある4つのMHPPはこれまで,人為的な操作ミスや災害等により度々故障し,長期的に稼働停止する場合があった.MHPPの維持管理・運営コストと電気料金の帳簿データを精査した結果,住民からの電気料金によってMHPPの最低限の維持管理はできるが,災害復旧費等は確保できない状況にあることがわかった.取水河川の流況から推定したMHPPの発電出力から,使用可能電力の偏在が確認され,余剰電力の有効活用や災害へのレジリエンスを高めるマイクログリッドが有効であると考えられた.</p>
収録刊行物
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- 水文・水資源学会誌
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水文・水資源学会誌 33 (5), 212-221, 2020-09-05
水文・水資源学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390848647562447488
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- NII論文ID
- 130007923695
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- NII書誌ID
- AN10088049
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- ISSN
- 13492853
- 09151389
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- NDL書誌ID
- 030654903
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可