不穏のマネジメント(鎮静管理)
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- 卯野木 健
- 札幌市立大学看護学部看護学科 教授
説明
<p>従来、気管挿管・人工呼吸患者は眠らせておくという管理方法が主流で あったが、ここ10年で管理方法は大きな変化を遂げている。特に、従来の 持続的に、強力に眠らせるという方法から、覚醒し、かつ、本人が安楽な状 態で管理するという管理方法への変化は、集中治療室の看護の方法も大 きく変化させた。すなわち、眠っている患者の生体情報をモニタリングする という役割から、患者とコミュニケーションを取り、安楽かどうかを気にし、睡眠や痛み、不安といった状態を総合的にマネジメントするという役割へ の変化である。それらのマネジメントの中には、鎮静に関する薬に関する知 識を持ち、その作用も含めて状態を評価するということが含まれており、鎮 静薬に関する知識は重症患者の看護にあたるものにとって必須となってい る。本シンポジウムでは、エビデンスに基づいた鎮静管理のコンセプトを鎮 静の評価方法も含めてレビューしたいと思う。</p>
収録刊行物
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- 看護薬理学カンファレンス
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看護薬理学カンファレンス 2018.1 (0), S2-3-, 2018
公益社団法人 日本薬理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390848647564144896
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- NII論文ID
- 130007924934
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- ISSN
- 24358460
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可