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- 掛屋 弘
- 大阪市立大学大学院医学研究科臨床感染制御学
書誌事項
- タイトル別名
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- III. Corticosteroid and infection
- ステロイド薬と感染症
- ステロイドヤク ト カンセンショウ
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説明
<p>ステロイドは,感染免疫を担当する白血球の血行動態やその機能に影響する.特にCD4陽性T細胞を減少させ,細胞内寄生菌や真菌,ウイルスによる日和見感染症を発症させる.また,炎症部位や感染巣への好中球の遊走能や貪食能も低下させるため,細菌感染症の発症にも注意が必要である.そのリスクは,ステロイドの投与量が多いほど,投与期間が長いほど増加するが,リスクを定量的に評価することは難しい.そのため,投与開始後には,慎重に経過を観察し,適切な感染症予防や診断・治療を行うことが患者の予後を左右する.</p>
収録刊行物
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- 日本内科学会雑誌
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日本内科学会雑誌 108 (11), 2268-2274, 2019-11-10
一般社団法人 日本内科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390849376466059392
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- NII論文ID
- 130007937617
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- NII書誌ID
- AN00195836
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- ISSN
- 18832083
- 00215384
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- NDL書誌ID
- 030116688
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可