火山噴火災害時の港湾BCP立案の基礎となる海域内降下火砕物の流動解析

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  • HYDRODYNAMIC ANALYSES OF FALLEN TEPHRA CONTAINED TIDAL FLOWS TO UTILYZE FOR PORT BUSINESS CONTINUITY PLAN AGAINST A VOLCANIC ERUPTION DISASTER
  • カザン フンカ サイガイジ ノ コウワン BCP リツアン ノ キソ ト ナル カイイキ ナイコウシタビサイブツ ノ リュウドウ カイセキ

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抄録

<p> 港湾が災害により機能不全を生じても,緊急物資等の輸送を確保し,許容される期間内に機能を再開させる港湾BCPが主要港湾で策定されている.しかし, 対象とする自然外力は主に地震・津波であり, 火山噴火についての本格的検討は見当たらない.本研究は, 鹿児島港に隣接する桜島の将来想定される大規模噴火に対して,鹿児島湾域に降下する火砕物堆積量を定量的に評価する数値モデルを提示するとともに, 降下後の軽石群の潮流による漂流・陸上堆積機構を再現する数値手法を示したものである.降下火砕物の堆積特性に関して,軽石成分は降下速度が大きいために火山灰に比べ堆積領域が狭くなる,風速の増加により移流が拡散より卓越し堆積分布幅が狭くなる, 桜島の位置関係から湾内に降下する火砕物総量は北からの風で最大となる, 等の結果を得た.</p>

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