消波ブロック被覆堤マウンド下部の地盤侵食の時間縮尺に与える波浪場の影響

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タイトル別名
  • EFFECT OF WAVE FIELD ON TIME SCALE OF EROSION OF SAND SEABED UNDER RUBBLE MOUND OF COMPOSITE BREAKWATER COVERED WITH WAVE DISSIPATING BLOCKS
  • ショウハ ブロック ヒフクテイ マウンド カブ ノ ジバン シンショク ノ ジカン シュクシャク ニ アタエル ハロウジョウ ノ エイキョウ

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抄録

<p> 消波ブロック被覆堤の被災要因の一つであるマウンド下部の砂地盤の侵食現象に関して,1/55.8スケールの小型実験と1/4スケールの大規模実験の異なる2つのスケールの水理実験を対象とした数値解析を実施し,侵食現象の時間縮尺に与えるスケールの影響を検討した.水理実験結果との比較より,小型実験では水位変動と平均流の観点から,大規模実験では流速変動の観点から,数値解析の再現性を確認した.また,小型実験では,マウンド内部の平均流がマウンド全域で沖向きになるまでと,防波堤周辺の波動場が定常状態に至るまでに要する時間が長くなり,大規模実験と比べて砂地盤の侵食を過小評価したこと,またそのために砂地盤の侵食が大規模実験と同程度の深さに至るまでに要する時間が,Froude則で換算した時間よりも長くなった可能性が示唆された.</p>

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