自己炎症疾患の病態と臨床像

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • Autoinflammatory dliseases:the pathogenesis and chnical features

抄録

感染や自己免疫に基づかない炎症を反復する疾患群,自己炎症疾患(autoinflammatory diseases)の存在が明らかになった.自己炎症疾患は,炎症を繰り返すものの,病原体,自己抗体, 自己反応性T細胞は見出されない.炎症,自然免疫,細胞死の制御にかかわる分子群の異常であり, 確定診断がなされず治療に難渋することも多い.しかしながら,自己炎症疾患は特徴的な臨床所見 を呈するため,比較的診断は容易であり,さらに遺伝子解析による確定診断が多くの疾患で可能に なった.自己炎症疾患の個々の疾患においては治療法が異なるため確定診断が重要である.また, 原因不明の炎症があり繰り返したり改善しない場合は,本疾患群を常に念頭に置いて炎症性疾患を 鑑別する必要がある.

収録刊行物

  • 小児リウマチ

    小児リウマチ 1 (1), 45-50, 2008

    一般社団法人 日本小児リウマチ学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390849376476701440
  • NII論文ID
    130007932183
  • DOI
    10.34539/praj.1.1_45
  • ISSN
    2434608X
    24351105
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ