水素ガス吸入療法の現状と将来性

DOI
  • 山元 良
    慶應義塾大学医学部救急医学 水素ガス治療開発センター
  • 本間 康一郎
    慶應義塾大学医学部救急医学 水素ガス治療開発センター
  • 佐野 元昭
    慶應義塾大学医学部循環器内科 水素ガス治療開発センター
  • 佐々木 淳一
    慶應義塾大学医学部救急医学 水素ガス治療開発センター

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抄録

水素ガス吸入療法に関する様々な動物および臨床研究が行われており、種々の疾患・病態に対して治療効果を持つことが示唆され、人に対しての安全性が示されている。特に、急性心筋梗塞や心肺停止蘇生後症候群、さらには新型コロナウイルス感染症においての治療研究が進んでおり、心肺停止蘇生後症候群に関しては、二重盲検下ランダム化比較試験が複数の医療機関において現在進行中である。ここでは、水素ガスの将来の新規薬剤としての可能性を紹介する。

収録刊行物

  • ファルマシア

    ファルマシア 57 (1), 44-47, 2021

    公益社団法人 日本薬学会

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