「朝の活動」が対象者の覚醒状態に与えた影響について

  • 髙橋 奈津美
    北海道済生会 西小樽病院 みどりの里 作業療法士
  • 小玉 武志
    北海道済生会 西小樽病院 みどりの里 作業療法士
  • 佐藤 匠
    北海道済生会 西小樽病院 みどりの里 作業療法士
  • 津川 敏
    北海道済生会 西小樽病院 みどりの里 医師
  • 堀本 佳誉
    北海道医療大学 リハビリテーション科学部 理学療法士
  • 中村 裕二
    札幌医科大学 保健医療学部 作業療法学科 作業療法士

書誌事項

タイトル別名
  • The impact of morning activities on subjects' alertness.

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説明

本研究では、当施設で実施してきた「朝の活動」が午前中に睡眠状態にあった対象者の覚醒状態に与えた影響について報告するとともに、対象者に生じた覚醒状態の変化と対象者の特性との関係について検討した。調査対象とした午前中に覚醒状態の低い者は、運動機能、精神発達段階ともに低い傾向にあった。これらの対象者は、「朝の活動」を始める前の姿勢変換の段階で覚醒する者と「朝の活動」を実施することで覚醒が促される者とが存在した。この違いには、てんかん発作の重篤さや感覚刺激に対する受け入れの違いなどが関係している可能性が考えられた。

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