Acoustic Emissionによる植物起源弾性波の同定に関する研究史

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  • History of Identification of Elastic Waves Generated from Plants by Acoustic Emission
  • Acoustic Emission ニ ヨル ショクブツ キゲン ダンセイハ ノ ドウテイ ニ カンスル ケンキュウシ

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抄録

<p>本論では,1966年から2019年までの54年間におけるAE法を用いた植物起源弾性波の同定に関する研究を調査し,現状と農業生産へのAE法の活用に関する今後の課題をまとめる.現在までに,高精度にAEの発生挙動やエネルギ,周波数特性を取得できるようになり,樹木の脆弱性評価や農作物の精密な生育診断へのAE法の有用性が明らかとなってきている.今後の研究課題として,スマート農業の普及に向けた環境情報,栽培管理情報と生体情報のネットワーク化や大量に取得される波形データの処理法および異なる発生要因や波形特徴量を持つAE波の正確な判別法を確立する必要がある.加えて,道管内での気泡発生機構を解明し,道管構造,植物生理およびAE特性との関連を相互に検討していく必要があると考えられる.</p>

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