自動運転化による車内活動の変容 ―活動時間価値に着目して―

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書誌事項

タイトル別名
  • In-Vehicle Activity Changes by Automated Driving - Emphasizing Value of Time of Activity -

説明

<p>近年わが国では自動運転の実用化が進んでおり,そのメリットの一つとして移動中の自由な活動が可能になるということが挙げられる.しかし,移動中の活動意向やその主観的な価値は未知数であり,個人の意向に基づいた研究の蓄積が必要とされている.そこで本研究では,活動の価値の観点から自動運転化の効果を考察することを目的とした. まず, 独自のアンケート調査により, 個人属性と自動運転化後の車内で行う活動意向の関係性を把握した.その上で,個人の主観的な活動時間価値を用いて,移動時間に行われる活動が生み出した価値(VTTA)を自動運転化前後で算出した. 結果として, 全国でのVTTAの増加額は現在の渋滞損失時間価値を上回る規模となること,特に移動中の非業務活動時間の増加が価値を生み出すことが明らかになった.</p>

収録刊行物

  • 交通工学論文集

    交通工学論文集 7 (2), A_307-A_315, 2021-02-01

    一般社団法人 交通工学研究会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390850092196848640
  • NII論文ID
    130007989110
  • DOI
    10.14954/jste.7.2_a_307
  • ISSN
    21872929
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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