欧州連合における温室効果ガス排出削減の負担分担に関する考察

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  • On the Burden Sharing of GHGs Reduction among Member Countries of European Union
  • オウシュウ レンゴウ ニ オケル オンシツ コウカ ガス ハイシュツ サクゲン ノ フタン ブンタン ニ カンスル コウサツ

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抄録

<p>温室効果ガス排出削減費用の国際的な負担分担に関する示唆を得ることを目的として,欧州連合が,温室効果ガスの排出量目標をいかに分担するかについて考察した.京都会議前後に決定された2008年から2012年までの分担と,2008年12月に合意した2013年以降の分担をとりあげた.両者を比較すると,負担分担に関して方針転換があったようにみえる.排出権取引や再生可能エネルギーに関する協同メカニズムの導入によって,日標は負担能力のみを考慮して設定できるようになった.また,排出権取引対象部門では,域内市場の競争条件を等しくするために,分配調整と排出権の無償初期配分の分離が行われた.</p>

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