近傍粒子リストの改良と空間ブロッキングによる DEM の高速化とメモリ使用量の削減

DOI
  • 亀谷 洋大
    九州工業大学大学院工学府機械知能工学専攻
  • 梅景 俊彦
    九州工業大学大学院工学研究院機械知能工学研究系

書誌事項

タイトル別名
  • Acceleration and reduction of memory usage for DEM simulations by implementing spatial blocking and optimization of neighbor particle lists

抄録

<p>多くの計算量を必要とするDEMシミュレーションのGPU実装における高速化とメモリ使用量の削減を行なった.既存研究で提案された近傍粒子リストのデータ構造を見直し性能の向上とメモリ容量の削減を同時に実現した.またステンシル計算の高速化で用いられてきた空間ブロッキングによる高速化手法を適用し接触粒子の参照におけるメモリアクセスを改善した.本研究で提案した手法を全て用いた場合,計算速度は平均して1.5倍以上,メモリ容量は35%程度の削減となった.最終的に2000万粒子,20万タイムステップのDEMシュミレーションを1枚のGPUで3.3時間以内に完了し,大規模なシュミレーションが低いコストで実現できることを示した.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390850247499126272
  • NII論文ID
    130007994261
  • DOI
    10.11421/jsces.2021.20210003
  • ISSN
    13478826
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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