ピエゾ電気的手法を用いた新しい嚥下機能評価法

書誌事項

タイトル別名
  • New Swallowing Evaluation Method Using Piezoelectricity in Normal Individuals
  • ピエゾ電気的手法を用いた新しい嚥下機能評価法 : 健常者における検討
  • ピエゾ デンキテキ シュホウ オ モチイタ アタラシイエンカ キノウ ヒョウカホウ : ケンジョウシャ ニ オケル ケントウ
  • ―健常者における検討―

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抄録

<p>健常成人における嚥下時の舌骨運動と頚部前面ピエゾ電気波形,ならびに嚥下咽頭期の食塊移動時間との関連について研究した.嚥下造影検査(VF)側面像における舌骨運動を,安静位から上方への移動,これに続く前上方への移動,そして安静位へ戻る移動の3相に区分し,VFとピエゾ電気波形から計測された各相の潜時を比較した結果,両者には有意な正の相関を認め,ピエゾ電気波形により舌骨運動各相の潜時を推察し得ることが判明した.加えて,ピエゾ電気波形から食塊の喉頭蓋谷到達時間も推察できることが示された.ピエゾ電気的手法は,将来的には安全かつ簡易で,非侵襲的に嚥下機能障害を判定できる機器としての応用が期待される.</p>

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