疼痛,身体所見,および投球動作の関係性

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • Relationship among pain, physical findings, and pitching form

この論文をさがす

抄録

目的:疼痛,身体所見,および投球動作の関係性について調査すること.対象:硬式野球チームの中学生36名を検診した.方法:疼痛の有無,自己評価式の疼痛スコア,Disability of the Arm, Shoulder and Handのスポ ーツを投球に置き換えた投球困難度,投球の各要素を表した投球スコアを調査した .身体所見,肘下がり,およびアーリーコッキング(EC)期軸脚股関節屈曲を評価した.結果:肘痛は16名,肩痛は11名にあった(重複4名).疼痛スコアは2.4点,投球困難度は2.8点,投球スコアは88.9%であった.身体所見の陽性率はスクワットテストが5.6%であった.肘下がりは51.4%,EC期軸脚股関節屈曲不良は41.7%であった.スクワットテスト陽性者は疼痛スコアが有意に高く,肘痛があった選手はEC期軸脚股関節屈曲が有意に不良であった.考察:野球における疼痛と股関節屈曲の重要性が示唆された.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ