分散型汚水処理施設の海外での普及による環境負荷削減効果の評価

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タイトル別名
  • Evaluation of Environmental Load Mitigation by Overseas Promotion of Decentralised Wastewater Treatment Facilities
  • ブンサンガタ オスイ ショリ シセツ ノ カイガイ デ ノ フキュウ ニ ヨル カンキョウ フカ サクゲン コウカ ノ ヒョウカ

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抄録

<p> 現在海外で普及している分散型汚水処理施設のセプティックタンクと今後普及が期待されるEU型小規模汚水処理施設,日本で開発された浄化槽の海外適用品および集合型汚水処理施設の下水道を対象に,放流汚濁負荷量,汚泥排出量と温室効果ガス排出量に関する比較検討を行った.その結果,分散型汚水処理施設の普及においては,放流汚濁負荷削減の観点ではセプティックタンクから窒素除去機能を有する施設への転換が急務であり,汚泥排出量抑制に関しては除去BOD量当たりの汚泥排出量が少ない浄化槽の海外適用品が有用であった.温室効果ガス排出量は,施設の小規模化に伴い集合型と分散型の排出量の差が減少し,処理対象人口150人以下では浄化槽の海外適用品を含む小規模分散型汚水処理施設の排出量が集合型下水道を下回った.</p>

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