新しい画像解析プログラムによるマイヤーリング像の解析

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  • Analysis of mire rings with a new image analysis program

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抄録

<p>【目的】CGPack10(サンコンタクトレンズ)(以下CG10)は,新規開発されたマイヤーリング像画像解析プログラムである。CG10を使用する機会を得たので,円錐角膜眼を用いて解析結果の妥当性を検討した。</p><p>【対象と方法】Wave-Front Analyzer KR-1W®(TOPCON)(以下KR1W®),前眼部OCT(CASIA® SS-1000:TOMEY)の2機種を測定している円錐角膜眼を対象に,KR1W®から得られたマイヤーリング像を,CG10を用いて解析した。Ks値,Kf値,乱視度数について,KR1W®の測定値とCG10の解析値との一致性についてPearsonの積率相関係数を用いて後方的に評価した。</p><p>【結果】対象は19例19眼(平均K値:46.6 ± 2.8)で,Pearsonの相関係数(r)は,Ksが0.984,Kf値が0.993,乱視度数が0.967となり,いずれも有意な正の相関関係を認めた(p < 0.01)。</p><p>【結論】軽度から中等度の円錐角膜眼において,CG10による画像解析は妥当と考えられた。</p>

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