Javaプロジェクトに含まれる振る舞いを変えない変更の検出

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • Detecting Non-Behavioral Changes in Java Projects

抄録

ソースコードの変更には,プログラムの振る舞いを変える変更がある一方,振る舞いを変えない変更も存在する.既存研究による調査の結果,最大で15.5%の変更が振る舞いを変えない変更であるという結果が報告された.しかし,調査された変更は12種類だけである.そのため,他にも振る舞いを変えない変更は存在するのではないかと著者らは考えた.本研究では,Javaプロジェクトを対象とし,バイトコードを利用した振る舞いを変えない変更の検出方法を提案する.提案手法では,バイトコードを逆アセンブリした結果が変わらない変更を振る舞いを変えない変更とした.六つのオープンソースJavaプロジェクトに対して振る舞いを変えない変更の検出を行った.その結果,Javaファイルが変更されたコミットのうち,8.6% ~ 22.4%は振る舞いを変えないコミットであった.また,今回の調査では先行研究と比較し新たに25種類の振る舞いを変えない変更を検出した.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390850475732073728
  • DOI
    10.14923/transinfj.2020pdp0031
  • ISSN
    18810225
    18804535
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ