地域担当制導入初期の社協職員が住民主体のサロンに関わる変化のプロセス――M-GTAを用いた社協職員へのインタビューデータの分析――

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タイトル別名
  • Change that Led the Council of Social Welfare Staff to Become Involved in the Resident-Driven Salon during the Introduction of the Regional Staff System: A Modified Grounded Theory Approach of Staff Interview Data
  • チイキ タントウセイ ドウニュウ ショキ ノ シャキョウ ショクイン ガ ジュウミン シュタイ ノ サロン ニ カカワル ヘンカ ノ プロセス : M-GTA オ モチイタ シャキョウ ショクイン エ ノ インタビューデータ ノ ブンセキ

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抄録

<p>本研究は,地域担当制導入初期の社協職員が住民主体のサロンに関わる変化のプロセスを明らかにすることを目的とした.特に,社協職員と地域住民との新たな社会的相互作用のうごきを説明する理論の生成を目指した.2019年7月に,一つの市社協の職員17名の半構成的面接の逐語録をデータとし,修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ(M-GTA)を用いて分析を行った.分析の結果,28の概念が生成され,そのうちから次の8つのカテゴリーを見いだした.【「集いの場」創りへ転換】【地域に入るが仕事になる】【外から見た社協に身を曝す】【自他共に変化する】【地域の情況に合わせて仕事する】【つなぐ拠点】【主役と黒衣の協働】【協働のボトルネック】.地域への移行過程に焦点化することで,個別支援と異なる,コミュニティワークとして,地域の住民主体活動を支援し,協働することにある課題が示唆された.</p>

収録刊行物

  • 社会福祉学

    社会福祉学 61 (4), 71-86, 2021-02-28

    一般社団法人 日本社会福祉学会

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