肥満と精神障害

書誌事項

タイトル別名
  • Obesity and Mental Disorders
  • ヒマン ト セイシン ショウガイ

この論文をさがす

説明

<p>精神障害はさまざまな症状や機能障害により日常・社会生活での支障が生じる. 精神障害はQOLを低下させるが, 肥満もQOLを低下させる要因であり, その両者が併存する状況は大きな問題である. ほとんどの精神障害は肥満と関連性が強く, 発症初期ですでに肥満が併存している場合がある. 治療薬である向精神薬も肥満と関連があり, 薬物療法を行ううえで注意が必要である.</p><p>精神障害患者に肥満が生じる原因は, 活動性の低下や不健康なライフスタイルなどの個人の要因や環境の影響など多様である. その解決には多くの課題があるが, 統合失調症やうつ病などの代表的な精神障害ごとにその特性を踏まえて考察していく.</p>

収録刊行物

  • 心身医学

    心身医学 61 (3), 249-253, 2021

    一般社団法人 日本心身医学会

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ