書誌事項
- タイトル別名
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- How do the Environmental Layout and the Order of the Subsidiary Activities Influence Action? : A Study of Microslips
- カンキョウ ノ レイアウト ヤ サギョウ ニ カンスル テジュン ガ コウイ ニ オヨボス エイキョウ : マイクロスリップ ノ カンテン カラ
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抄録
今回の研究では,行為の手順を意識した場合と環境を視覚的に識別容易にした場合,行為が容易に遂行できる ように整理した環境の場合における行為の円滑度を比較し,行為への環境の影響度合いを検討した.行為はイン スタントコーヒーをつくり好きな菓子を選びとるという行為を選択し,指標には生態心理学的な概念にあるマイ クロスリップをカウントした.マイクロスリップとは行為中に観察される円滑でない無自覚な4 種類の手の動き を指し,行為に柔軟性を与えると考えられている.対象は健常成人男性 15 名女性 13 名(平均年齢 25.2±5.9)を 無作為に 4 グループ,各グループ 7 名に振り分けた.これらのグループに課題1:操作を加えない基本的な環境 条件,課題2:遂行前に行為の流れを強制的にイメージ,手順を筆記,課題3:環境の全物品に文字でラベリン グ,課題4:遂行前に被験者任せの物品配置換えを各々施行してもらった.デジタルビデオに録画した行為を繰 り返し観察し,検者 3 人が一致したマイクロスリップのみカウントし,平均値と標準偏差を算出した.結果は, 課題1:平均 14.6±7.2/回,課題2:平均 13.4±6.2/回,課題3:平均 9.9±5.3/回,課題4:平均 8.7±5.2/回と課題3 と4 でマイクロスリップが少ない傾向となった.結果から,行為手順を意図したり言語化し意識するより,環境 に配慮した方がマイクロスリップの出現に大きな影響を及ぼし,行為が円滑に行える傾向が示唆された.
収録刊行物
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- 生態心理学研究
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生態心理学研究 6 (1), 53-56, 2013-04-01
日本生態心理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390850490585858304
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- NII論文ID
- 130008013728
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- NII書誌ID
- AA1210886X
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- ISSN
- 2434012X
- 13490443
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- NDL書誌ID
- 024681078
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可