マンガリッツァブタの成長曲線とその出荷適期に関する研究

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タイトル別名
  • Research on growth curve and suitable slaughter weight of the Mangalica pig
  • マンガリッツァブタ ノ セイチョウ キョクセン ト ソノ シュッカ テッキ ニ カンスル ケンキュウ

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抄録

<p>ハンガリー原産のマンガリッツァブタが十勝に導入されたが、その成長に関する情報は国際的にもほとんど存在しない。そこで、マンガリッツァの増体性や産肉性について商業用品種(ケンボロー種、三元交雑種)と比較検討を行った。</p><p>マンガリッツァは出生体重1.2±0.0kgで、その成長は緩やかであり、商業用品種の出荷時期である約6ヵ月齢で63.8±1.2kg、15ヵ月齢以降に体重の高止まりが認められた。また、枝肉成績において枝肉重量は18ヵ月齢以降増加せず、背脂肪厚は商業用品種の2倍以上であった。背脂肪および頸部脂肪の融点において両種の間に差はなかったが、脂肪酸組成では、商業用品種と比較してリノール酸が有意に低い値を示し(P < 0.05)、オレイン酸は高い傾向であった(P < 0.10)。以上の結果から、マンガリッツァは十勝の気候下での放牧肥育が可能であり、15-18ヵ月齢が出荷適期と結論づけた。</p>

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