ハムスター青斑核の光学顕微鏡的研究
書誌事項
- タイトル別名
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- Light microscopic study of the locus ceruleus in the hamster (Mesocricetus auratus)
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説明
<p>雄シリアンハムスター(体重約60 g)を使用し、ノルアドレナリンを産生する青斑核の形態を検索のために、アミン湿式螢光法とKlüver-Barrera染色法を行った。さらにHolmes変法により、神経細胞質内封入体の出現様式を検索した。その結果、青斑核は吻尾側646±54 μm (n=14) にわたり存在し、吻側部は第4脳室の外側端に近接して始まり、中間部は全体的に第4脳室に頂点を持つ三角形の広がりを示していた。尾側部は第4脳室外側縁の腹側部に終わっていた。青斑核細胞の細胞数はKlüver-Barrera染色法で、一側に1,316±103個 (n=14) であった。また青斑核は前頭断切片において細胞構築学的に(17.6±2.2)×(25.4±3.2) μm (n=240) の大きさの円形に近い楕円形の細胞が多い背側部と(16.5±2.0)×(26.7±4.0) μm(n=240) の長楕円形の細胞が比較的多い腹側部に分かれた。Holmes変法により、多数の小さな神経細胞質内封入体(径1 μm以下) が青斑核細胞に観察された。</p>
収録刊行物
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- 形態・機能
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形態・機能 8 (2), 51-58, 2010
コ・メディカル形態機能学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390850700865978880
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- NII論文ID
- 130008027877
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- ISSN
- 18846084
- 13477145
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可