活動機会拡大のための地域公共交通計画策定支援手法の実用化

書誌事項

タイトル別名
  • A PRACTICAL PLANNING METHOD OF LOCAL PUBLIC TRANSPORT FOR EXPANDING ACTIVITY OPPORTUNITIES

抄録

<p>公共交通計画の策定支援手法は住民のニーズに着目したものが多いが,公共交通のサービス水準が低い地域では住民が環境に適応し限定的なニーズを形成する認知的適応が生じる可能性があり,ニーズではなく“なにができるか”という活動機会に着目することが重要である.著者らは先に,活動機会に着目した地域公共交通の計画方法論を提案したが,モデルの変数や解が抽象的であり,実用段階には至っていなかった.そこで本研究では,抽象的な概念に留まっていた資源や資源利用能力を入手が容易なオープンデータと対応づけ,「基本的潜在能力の水準」を定めるのみでそれを実現するための計画をGIS上で策定する実用的な手法を再構築した.地点別の活動機会水準をGIS上で視覚化し住民の合意形成に活用するなど,事例分析を通してその有用性を確認した.</p>

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参考文献 (2)*注記

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