Microflap Technique for Vocal Cord Cyst:A Guide for Beginners

  • Matsuzaki H.
    日本大学医学部 耳鼻咽喉・頭頸部外科学分野

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Other Title
  • 声帯嚢胞
  • セイタイノウホウ

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<p>声帯嚢胞をはじめとした声帯粘膜固有層浅層に病変がある疾患に対して,マイクロフラップ法を用いた手術が行われて久しい。本方法を端的に表現すれば,声帯粘膜上皮を切開し,声帯粘膜固有層浅層内の病変のみを切除・摘出するにとどめ,粘膜上皮の欠損および声帯靭帯の損傷を可及的に避けるというものである。その目的を達するためには,声帯粘膜上皮下が明視される必要がある。したがって,片手では病変周囲を操作しつつも,反対手で上皮を把持・翻転しておくことが本術式の要点といえる。使用する器具・実際の操作手順には,施設・術者間で差異はあると考えられるが,この要点は共通する。本稿は,主にこれから音声外科を志す方や関心のある方に向けて,当施設で行っている方法を通してマイクロフラップ法を概説する。</p>

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