Usefulness of 3-Methoxy-4-hydroxyphenylglycol (MHPG) of the Final Metabolite in Central Noradorenaline as a Salivary Stress Marker

Bibliographic Information

Other Title
  • 中枢ノルアドレナリンの最終代謝産物である3-methoxy-4-hydroxyphenylglycol(MHPG)の唾液ストレスマーカーとしての有用性
  • チュウスウ ノルアドレナリン ノ サイシュウ タイシャ サンブツ デ アル 3-methoxy-4-hydroxyphenylglycol(MHPG)ノ ダエキ ストレスマーカー ト シテ ノ ユウヨウセイ

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Abstract

<p>ストレスおよび健康に関する今日の主要な研究テーマの一つは心身相関の解明,すなわち,ストレス関連疾患の発症と経過に関わる心理社会的ストレッサーの心身に及ぼす影響性と個人差について,バイオロジカルマーカーを用いた生物心理社会的機序の解明である.ストレスや健康状態を客観的に評価する唾液中バイオマーカーを用いた研究により一定の成果が得られつつある.そのなかでも,脳に由来するノルアドレナリン神経系の最終代謝産物である唾液中3-methoxy-4-hydroxyphenylglycol(MHPG)は不安および緊張状態を敏感に反映する有用な指標として以前から期待されてきた.本稿では,1)ストレス状況下におけるヒトのMHPGの代謝経路について概説し,2)ストレスおよび健康の客観的指標としての唾液中MHPG(sMHPG)の有用性についてわれわれの知見を引用しながら紹介する.</p>

Journal

  • KAGAKU TO SEIBUTSU

    KAGAKU TO SEIBUTSU 58 (5), 288-293, 2020-05-01

    Japan Society for Bioscience, Biotechnology, and Agrochemistry

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