銅-亜鉛系共沈触媒の新規合成法およびその高温メタノール分解活性

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  • A New Method for Synthesizing Co-precipitated Cu–ZnO Catalyst and Its Activity for Methanol Decomposition at High Temperature

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説明

<p>金属硝酸塩の混合水溶液に炭酸ガスとともにアンモニアのファインバブルを導入し,銅-亜鉛-アルミナ触媒を合成し,メタノール分解反応に適用した。本方法により調製した触媒(以下,FBC)の比表面積は94 m2/gとなり,ファインバブルを用いずに調製した触媒(以下,CVC)の約1.5倍に増大した。SEM像により,FBCは約3 μmの均一な球形粒子で構成されており,一方CVCは構成粒子の形状が不揃いで,そのサイズも不均一であった。さらにSEM-EDX分析により,CVCで銅の偏析が認められるのに対し,FBCでは銅は均一に分布していることを確認した。両触媒を623~673 Kの高温領域でのメタノール分解反応に適用したところ,FBCのメタノール分解活性はCVCよりも顕著に増大した。10時間という短い反応試験ではあるが,FBCはCVCより活性が高く,また触媒劣化率が低いことが認められた。</p>

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