過敏性腸症候群に対するマインドフルネス療法

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  • 村椿 智彦
    東北大学大学院医学系研究科心療内科学分野 東北大学病院心療内科
  • 金澤 素
    東北大学大学院医学系研究科心療内科学分野 東北大学病院心療内科
  • 福土 審
    東北大学大学院医学系研究科心療内科学分野 東北大学病院心療内科

書誌事項

タイトル別名
  • Mindfulness-based Therapy for Irritable Bowel Syndrome
  • カビンセイ チョウ ショウコウグン ニ タイスル マインドフルネス リョウホウ

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説明

<p>マインドフルネス療法 (mindfulness-based therapy : MBT) は世界的にエビデンスが増加しつつある心身療法である. マインドフルネス瞑想は異常なストレス応答や痛み行動を改善することが知られている. またMBTは過敏性腸症候群 (irritable bowel syndrome : IBS) に特有の認知様式である破局視と消化管特異的不安を改善するため, IBSに対する有望な治療法の1つとして考えられている. IBSに対するMBTはいくつか有望なエビデンスを示しているが研究数が少なく, さらなる研究が求められる段階である. 本稿では, マインドフルネスの定義と実践法, 瞑想の神経生理, IBSに対するMBTの効果, そして瞑想の有害事象について概説する.</p>

収録刊行物

  • 心身医学

    心身医学 61 (4), 341-346, 2021

    一般社団法人 日本心身医学会

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