-
- 横田 正夫
- 日本大学
書誌事項
- タイトル別名
-
- A Clinical Psychological study of “The Tale of the Princess KAGUYA”
- 『 カグ ヤ ヒメ ノ モノガタリ 』 ノ リンショウ シンリガクテキ ブンセキ
この論文をさがす
抄録
<p>高畑勲監督の遺作『かぐや姫の物語』は思春期の少女の心を描いており、初潮を迎えた姫が心なく迫る大人たちの行動を心理的な障壁と感じ、行動を抑制してしまった結果、生きる意欲を失った物語と見ることができる。 5人の貴公子の姫への求婚も御門の姫を攫いに来たことのいずれも、姫の心を無視した振る舞いであり、姫に耐えがたい恐怖をもたらした。そのため、姫は月に帰りたいと念じてしまった。しかし姫は、月に帰る直前に、自我に目覚め、地球に生を受け、自然を喜ぶ前向き行動力が発揮されないことが罪と悟る。</p>
収録刊行物
-
- アニメーション研究
-
アニメーション研究 21 (1), 81-91, 2020-09-30
日本アニメーション学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390850889256816128
-
- NII論文ID
- 130008035782
-
- NII書誌ID
- AA12731789
-
- ISSN
- 24351989
- 1347300X
-
- NDL書誌ID
- 031227085
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可