プライバシ保護のための風貌変換

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タイトル別名
  • Operator Independent Gesture Identification for Multiuser Slide Interface
  • プライバシ ホゴ ノ タメ ノ フウボウ ヘンカン

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抄録

撮影時における撮影者と被写体の認識のずれや高精細化による意図せぬ映り込みなどのプライバシ問題が生じることがある.プライバシを保護するためには,撮影者は被写体に対して同意を得る必要があるが,困難な場合 も多い.その場合撮影後の画像処理による被写体のプライバシ保護が必要だが,同時にプライバシ情報以外の情報を 読み取ることが困難になるケースが存在する.本稿では,コンテンツシェアサイトにアップロードされる映像を対象に,プライバシ保護を可能としつつコンテクストの維持を目的として,人物の顔情報以外の情報を変形する手法を提案する.まず,プライバシの概念に基づいた適切な問題解決法を検討した.次に検討した解決法に則り,画像に含まれる人物の領域から人物の姿勢を推定し 3 次元骨格モデルを作成した.そして骨格モデルを基に,服装変化や体形変 化を行うことによって,被写体のプライバシ保護を行った.実験の結果,実際の骨格と推定した 3 次元骨格モデルと の推定誤差は 18cm となった.また推定された骨格を元に被写体の自然な風貌変換を行った画像を作成した.

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