道徳科の授業を要として 学級目標をかなえる ―4つの指導の重点と3つの豊かな体験を響かせる―

書誌事項

タイトル別名
  • ドウトクカ ノ ジュギョウ オ カナメ ト シテ ガッキュウ モクヒョウ オ カナエル : 4ツ ノ シドウ ノ ジュウテン ト 3ツ ノ ユタカ ナ タイケン オ ヒビカセル

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抄録

<p>これからの道徳教育は「特別の教科 道徳」を要にして学校教育全体で取り組むことが求められている。本実践論文は、そのことを学級においてどのように具体化するかを追い求めたものである。具体的には、子どもたち自身に成長を実感させるため、道徳の授業では指導に4つの重点を置いた。1、板書の工夫 2、役割演技 3、授業の振り返りの場面での交流 4、教室を開くこと である。また、学級目標を明確にし「特別の教科 道徳」とかかわらせながら3つの作戦を立て取り組んだ。1、キラキラビー玉100個達成作戦 2、「目標更新!」作戦 3、みんなを大切にする「黒板メッセージ」作戦である。2年半の実践研究を通して、確実に子どもたちの心に自尊感情や仲間意識や自主性が育まれてきている。学年に応じて活動を発展させ積み重ねてきたこと、そして目標を大切に心を通わせあって取り組んできたことの証であると捉えられる。</p>

収録刊行物

  • 道徳と教育

    道徳と教育 337 (0), 51-63, 2019

    日本道徳教育学会

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