遠隔授業におけるチャットの有用性とICT 活用教育の継続について

書誌事項

タイトル別名
  • Exploring the Usefulness of Chat in Remote Classes and the Continuation of Education using ICT

説明

コロナの自粛により,本学でもTeamsを利用した遠隔授業を導入した.本研究では,そのログをもとに利用の実 態を分析することで,その機能の有用性を明らかにし,コロナ終息後を見据えた大学教育におけるICTの利用につ いて検討した.  まず,Teamsで取得できるアクティビティログを使用し,利用者のデバイスの使用状況を調べた.次に, TeamsChatMessages,PrivateChatMessages,Calls,Meetingsのアクティビティについて,利用数,利用者数を前期の 期間で調べた.また,7日間ごとに集計し,zスコアを用いて,最小二乗法で近似直線を算出した.さらに曜日ごと の違いをKruskal-WallisとBonferroniで調べた.その結果,学生の約半数が,iOSを利用して遠隔授業を受講しており, Androidを合わせると約6割がモバイル端末を利用していた.アクティビティでは,全体的に期間の後半になると減 少する傾向がみられたが,その中でPrivateChatMessagesは他と異なる傾向を示していた.このことから,面接授業 が開始された後も,学生にとってPrivateChatMessagesの利用は有用であることが示された.

収録刊行物

  • 桐生大学紀要

    桐生大学紀要 31 (0), 43-50, 2020

    桐丘学園 桐生大学・桐生大学短期大学部

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390851020852648192
  • NII論文ID
    130008039980
  • DOI
    10.34506/bku.31.0_43
  • ISSN
    24357049
    21864748
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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