カーナビゲーションシステムの音声案内に関する分かり難さ評価

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タイトル別名
  • Study on Understanding of the Car navigation's Voice Guidance
  • カーナビゲーション システム ノ オンセイ アンナイ ニ カンスル ワカリニクサ ヒョウカ

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抄録

<p>カーナビの音声案内で曲がり角を判断する状況において,分かり難さの主観評価と生理指標との対応を検討した.生理指標として,心電計測による交感神経活動および光イメージング脳機能測定装置による酸素化ヘモグロビン変化量を用いた.音声案内は,「右折です」という基本形に,目標物,目標物修飾語,方向補足情報の単語や指示語を組み合わせたものを比較した.主観評価と生理指標が対応する場合は,生理指標が,案内の分かり難さによるストレス状態や,案内地点を理解するための情報処理負担を反映したと考えられる.主観評価と生理指標が対応しない場合は,主観的に「分かり難い」という明確にネガティブな状態として意識されず,情報処理の負担が決して高くはなくても,潜在的な精神的負担が生じていると考えられ,その潜在的側面を生理指標によって明らかにできる可能性が考えられる.</p>

収録刊行物

  • 人間生活工学

    人間生活工学 16 (1), 34-40, 2015-03-31

    一般社団法人 人間生活工学研究センター

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