列車内の縦手すりの設置間隔に関する検討

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タイトル別名
  • The Access Range of Vertical Handrails in Commuter Trains.
  • レッシャナイ ノ タテ テスリ ノ セッチ カンカク ニ カンスル ケントウ

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抄録

支持具の充足度判断に資する目的で,列車の走行を模擬した振動環境下で縦手すりの設置間隔について検討した.評価は,とっさの際に安心してつかまれると思う手すりまでの距離,普段把持する際の距離,手すり間を伝い歩く際の間隔という3つの観点で行なった.普段把持する際の距離は平均427mmであった.とっさにつかまる際,50%の人が安心できると推定された距離は,手すりが身体の正面にある場合,中年群で850mm,高齢群で880mmであった.伝い歩きをする際の手すり間隔として問題ない範囲は1080mm~1820mmと考えられた.

収録刊行物

  • 人間生活工学

    人間生活工学 12 (2), 43-49, 2011

    一般社団法人 人間生活工学研究センター

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