WRFによる谷地形の影響によって発生する強風の解析~北海道弟子屈町の強風事例~

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タイトル別名
  • ANALYSIS OF STRONG WIND CAUSED BY THE INFLUENCE OF VALLEY TOPOGRAPHY BY USING WRF~STRONG WIND CASE OCCURRED IN TESHIKAGA, HOKKAIDO, JAPAN~

抄録

北海道東部の弟子屈町は、釧路川流域の山脈の谷に位置し、冬期に強い北西風が度々観測される。暴風雪に対し、適切な対策を行うには、強風の形成要因を分析することが重要である。本研究は、領域気象モデルWRFを用いて、弟子屈に吹く強風の形成要因の分析を行った。解析の結果、弟子屈を含む谷の出口付近に、下降流及び強風域が形成されており、この強風域は、谷の入口と出口において、両地点の風向が谷筋に沿って一致した時に発生していることが分かった。さらに、無次元化した谷幅と流入Froude数に基づくと、強風時の流れ場は、谷の出口で強風となる非定常の状態であった。以上の結果は、弟子屈の強風がGap windによるものであることを示唆している。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390851098295596416
  • NII論文ID
    130008043908
  • DOI
    10.14887/windengresearch.26.0_1
  • ISSN
    24355429
    24354384
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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