大学生のサービスギャップ解消へのアプローチ

書誌事項

タイトル別名
  • An approach to solving the service gap in university students
  • Mental healthcare based on artificial intelligence

説明

<p>本稿では,AI を用いたメンタルヘルスケアのあり方について明らかにすることを目的とする.メンタルヘルスに関する問題を抱えながら専門家に援助を求めない現象はサービスギャップと呼ばれており,その要因はスティグマや自尊心などが挙げられる.また近年では AI を用いたメンタルヘルスケアアプリも開発されはじめ,注目されている.そこで我々は特にアプリを通じたメッセージを用いて,サービスギャップ問題の解決図ることが出来ないか検証を行った.本研究では大学生にサーベイを実施し,アプリを通した文面での会話における対 AI時,対人間時の感情の差について検証した.その結果,スティグマと自尊心は利用意思への関連性は見られなかったが,カウンセリングの利用経験がある人は対AI時の利用意志が高いことが明らかになった.この実験は,サービスギャップの解消に役立ち,大学生に対してのメンタルヘルスケアにおいて有効な示唆を与える.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390851320454056832
  • NII論文ID
    130008051807
  • DOI
    10.11517/pjsai.jsai2021.0_3h4gs11a04
  • ISSN
    27587347
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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