軟性気管支鏡下に高周波スネアで切除した左主気管支原発軟骨腫の1例

  • 髙山 伸
    独立行政法人国立病院機構岩国医療センター内科
  • 田村 朋季
    独立行政法人国立病院機構岩国医療センター呼吸器内科
  • 河角 敬太
    独立行政法人国立病院機構岩国医療センター呼吸器内科 島根大学医学部内科学講座呼吸器・臨床腫瘍学
  • 西村 智香
    独立行政法人国立病院機構岩国医療センター呼吸器内科 岡山大学病院呼吸器・アレルギー内科
  • 工藤 健一郎
    独立行政法人国立病院機構岩国医療センター呼吸器内科 独立行政法人国立病院機構岡山医療センター呼吸器内科
  • 久山 彰一
    独立行政法人国立病院機構岩国医療センター呼吸器内科

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Endobronchial Chondroma of the Left Main Bronchus Treated with High-frequency Snare Under Flexible Bronchoscopy

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説明

<p>背景.気管支軟骨腫は稀な腫瘍であり,治療法は確立されていない.症例.48歳女性.喘鳴,咳嗽を主訴に近医を受診し,胸部CTで左主気管支に結節を指摘され当科を受診した.結果.気管支鏡検査で有茎性の結節を認めたため,高周波スネアにより焼灼切除を行った.病理組織検査では軟骨成分を認め,明らかな悪性所見はなく軟骨腫と診断した.結論.気管支軟骨腫の治療で内科的・外科的治療の選択には絶対的基準はないが,内視鏡下に切除が可能な病変に関しては軟性気管支鏡による切除が低侵襲かつ根治性の高い治療であると考えられる.</p>

収録刊行物

  • 気管支学

    気管支学 43 (3), 215-218, 2021-05-25

    日本呼吸器内視鏡学会

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